ブレゲ「Treasures en Voyage」展示と「タイプ XX」
2025年03月10日
今年2024年、ブレゲは約250年にもわたる時計界への遺産と業績を改めて示すような、ヒストリカル・ピースの展示イベント、「Treasures en Voyage」を世界各国で絶賛展開中である。
Treasures en Voyage~世界をめぐる、ブレゲのミュージアムピース
これは、多彩な展示テーマからひとつを選び、そのテーマに沿った懐中時計やアンティークを各国のブティックで期間限定展示していくもので、日本でもまさに"今"、ブレゲ ブティック阪急うめだ本店で“グランドコンプリケーション”をテーマにした展示が行われている(展示期間は11月15日まで)。そしてこの展示ために、パリのブレゲミュージアム所蔵の貴重なミュージアムピース5本が来日中なのである。
日本でのテーマは«グランドコンプリケーション»だが、他の国では、それぞれに様々な展示が行われている。
たとえば、
«リピーターウォッチ » at Breguet Boutique New York(アメリカ)4/29 –6/28
«トラベル ウォッチ» at Breguet Boutique Vienna (オーストリア) 5/20 – 7/12
«ブレゲ スタイル» at Breguet Boutique Beijing Wangfu Central (中国) 5/20 – 7/12
« スースクリプションウォッチからトラディション » at Boutique Breguet Taipei 101 (台湾)5/27 – 7/19
«ブレゲとオスマン帝国の時計 » at Breguet Bahrain Boutique, 7/1 – 8/21
など、興味をそそられるテーマもあれば、10月末から開催が予定されているソウル・ブティックの、「時間と感覚」という、文字表記からはちょっと想像が及ばないようなテーマ展示(10/28 - 12/20)もあって、ブレゲ・レガシーの奥深さを思い知らされる。
さて、みなさんの中には、「これ、東京ではやらないの?」という疑問を持たれる方いるかもしれないが、実は東京はすでに終了しているのだ。どういうことかというと、今年の6月26日の、ブレゲ ブティック銀座のリニューアル・オープンに合わせて、オープン初日から8月16日まで大阪と同じく"グランドコンプリケーション"をテーマとする「Treasures en Voyage」展示が行われていたのである。
だが、銀座ブティックのリニューアルでは、オープン記念として「マリーン・コレクションの日本限定2モデル 」の発売があったり、催しも多かったため、あえて「Treasures en Voyage」を前面に出さず、「オープニングフェア」という打ち出をしたので、展示の印象が薄いのではないかと思う。
ということで、まだまだ間に合うので、東国のブレゲ・ファンもぜひ大阪で「Treasures en Voyage」をキャッチしていただきたい。(以下、日本版プレスリリースより引用)
今回日本で展示されるアンティークピースの中には、アブラアン-ルイ・ブレゲが制作したトゥールビヨン35個のうちの1個、No.2567も含まれます。1801年6月26日、当時フランス共和暦で9年7月7日にあたるこの日、ブレゲは新しい調速機「トゥールビヨン」に関する10年間の特許を取得しました。ブレゲは、地球の重力が時計ムーブメントの規則性に影響を及ぼし、時計の位置が変わるたびに歩度が変化することを認識していました。この問題を解決するために、彼は脱進機全体を1分間に1回転するキャリッジの中に収めるという独創的なアイデアを思いたのです。
またナポレオン軍を打ち破った帝政ロシア軍の指揮官の一人、セルジュ・ガリツィン公爵が所有していたトラベルクロックNo.3358も特別なピースです。このトラベルクロックは、無垢の銀で作られた数少ない作品のひとつで、ガリツィンは1826年にこのアラーム付きハーフクォーターリピーター トラベルクロックを購入しています。
【展示概要】
“Treasures en Voyage”
会期:2024 年9 月24 日(火)~11 月15 日(金)
会場:ブレゲブティック阪急うめだ本店
お問合せ:6 階インターナショナルブティックスウォッチギャラリー ブレゲ ブティック阪急うめだ本店
電 話:06-6313-7863(直通)
[内容]
約 250 年にわたる豊かな歴史の中で、いつもアヴァンギャルドな精神を持ち、時計製造における革新をもたらし続けたブレゲ。その歴史を彩る素晴らしいクリエーションを、世界のブレゲブティックにて、さまざまなテーマに沿って厳選されたミュージアムピースを通じて披露いたします。
ブレゲ ブティック阪急うめだ本店では、“グランドコンプリケーション”をテーマに、パリのブレゲミュージアムにて所蔵する貴重なミュージアムピース5 本を取り寄せ、期間展示いたします。この機会に希少なタイムピースの数々をぜひご覧ください。
今回日本で展示されるアンティークピースの中には、ブランドの創始者アブラアン-ルイ・ブレゲが生涯で制作したトゥールビヨン35 個のうちの1 個、No.2567 も含まれます。またナポレオン軍を打ち破った帝政ロシア軍の指揮官の一人、セルジュ・ガリツィン公爵が所有していたトラベルクロックNo.3358 も特別なピースです。このトラベルクロックは、無垢の銀で作られた数少ない作品のひとつで、ガリツィンは1826 年にこのアラーム付きハーフクォーターリピータートラベルクロックを購入しています。
[展示ピース]
No 2567 –トゥールビヨン
グランド コンプリケーション(Grandes Complications)
シンプル トゥールビヨン クロノメーター(ギャルド・タン)、ゴールド製手彫りギヨシェ模様のハンターケース、クリスタルのキュベット、シルバーダイヤル、ローマ数字、6時位置にスモールセコンドサブダイヤル、1分間に1回転するトゥールビヨン・レギュレーター、レバー脱進機、バイメタル・テンプ、ブレゲひげゼンマイ。
ケース径:61 mm 1812年3月21日、1,800フランでル・ビゴ氏(船舶オーナー)に販売。
No 2868 –モダン・グランド コンプリケーション
スプリットセコンド・クロノグラフ ウォッチ
60分積算計、スモールセコンド、毎時50~250キロのタコメーター。ゴールド製ケース、ホワイトエナメルのダイヤル、レバー脱進機。“Observatoire de Besançon, Bulletin de 1ère classe, Médaille d'or”の刻印。
ケース径:52 mm。1933年11月7日、4,500フランでギーリー氏に販売。
No 3282 –モダン・グランド コンプリケーション
腕時計
ムーブメント径11リーニュ、曜日、日付、月の永久表示、31日のレトログレイド針、2つの小窓で曜日と月を表示、ムーンフェイズ、秒針、サテン仕上げホワイトゴールド製ラウンドケースにラグ付き、ヴィンテージ ブレゲスタイルの手彫りギヨシェ模様シルバーダイヤル。
ケース径:30 mm。
1935年12月24日、10,000フランでレイモンド・ゲラン氏に販売。
No 3358 –トラベルクロック
ハーフクォーターリピーター トラベルクロック
アラーム付き、ソリッドシルバー製ケース、シルバー製手彫りギヨシェ模様のダイヤル、曜日・日付表示、プラットフォームレバー脱進機、バイメタル・テンプ。高さ 11.2 cm、幅 8.7cm、奥行 6.5 cm。
1826年3月31日、3,600フランでセルジュ・ガリツィン王子に販売。セルジュ・ガリツィン王子は、ナポレオンの部隊を打ち破った帝政ロシア軍の指揮官の一人でした。彼が所持していたトラベルクロックは、数少ないソリッドシルバー製タイムピースのひとつです。
No 3862 –グランド コンプリケーション
均時差表示時計
ゴールド製手彫りギヨシェ模様のケース、シルバー製手彫りギヨシェ模様のダイヤル、左右対称の2つのチャプターリングが標準時と恒星時を表示、スモールセコンドサブダイヤル、周縁に年間カレンダー、曜日とムーンフェイズ用の窓、レバー脱進機、バイメタル・テンプ。
ケース径:60 mm。
1820 年頃制作開始、1965 年~1968 年の間に完成。1968 年10 月25 日、70,000 フランでハルパーン博士に販売。
「タイプ XX」 New Generation “The Stage”~阪急メンズ大阪1F メインステージにて開催
また、この「Treasures en Voyage」開催中のブレゲ ブティック阪急うめだ本店では、10月9日から「プレミアム ウォッチ エキスポ 2024」という様々なブランドが集う"時計の祭典"が開催される予定だが、それに合わせてブレゲは、10月16日から阪急メンズ大阪1F メインステージにて、「タイプ XX」 New Generation “The Stage”というフェアを予定している。
【フェア概要】
「タイプ XX」 New Generation “The Stage”
会期:2024 年10 月16 日(水)~10 月22 日(火)
会場:阪急メンズ大阪1F メインステージ
お問合せ:6 階 インターナショナルブティックス ウォッチギャラリー
ブレゲ ブティック阪急うめだ本店
電 話:06-6313-7863(直通)
[内容]
ブレゲを代表するコレクション「タイプ XX」コレクションのはじまりは1950 年代初頭に遡ります。ブレゲは1930 年代以降には航空機用の特注製品を数多く製造していました。当時すでに航空用機器の製造でスペシャリストの地位を築いていたブレゲ社は、1950 年代にフランス空軍へパイロットの装備品として特別仕様のクロノグラフ「タイプ XX」を納めました。以来「タイプ XX」は軍のみならず、民間のパイロットやクロノグラフの熱烈な愛好者たちに高く評価され、愛用されてきたのです。
このような背景をもとに2023 年にはデザインを一新、新開発のムーブメントを搭載し、第4 世代となった新世代「タイプ XX」コレクション。2024 年はセラミックを組み込んだゴールド製のモデルが登場しました。
強烈な個性、スポーツシック、エレガンスを兼ね備えたあらたなこのモデルは、ブルーのダイヤルと、今回初めてコレクションに採用されたセラミック製のリングを備えたゴールド製ベゼルがセットされています。会場では、「タイプ XX」コレクションの魅力をブレゲミュージアム所蔵のアーカイブとともに会場にてご紹介いたします。
また、10 月20 日(日)には『FORZA STYLE』編集長でファッションディレクターの干場義雅さんと、FORZA STYLE』連載の「ロック福田の腕時計魂!」でおなじみの福田豊さんによるトークショーを開催。「タイプ XX」にまつわるストーリーやスタイリングについて語っていただきます。(入場は抽選となります)
ブレゲ「タイプ XX」 New Generation スペシャルトークショー
日時: 10 月20 日(日) ①14:00~14:45 ②16:00~16:45
ゲストスピーカー/干場義雅・福田豊
*応募はこちらから⇒LINK
※抽選締切は10/13(日) 23:59 となります。
思いのほか長くなってしまったが、最後にニュースをもうひとつ。元オメガの開発担当・副社長だったグレゴリー・キスリングが、ブレゲの新CEOにしゅうにんしたというお知らせだ。(以下、プレスメールからの引用)
ブレゲの新CEOに、元オメガのグレゴリー・キスリングが就任
マイクロテクノロジーのエンジニアであり、MBA とラグジュアリーマネジメントの修士号を持つグレゴリー・キスリングは、20年以上前にスウォッチ・グループに入社し、オメガで活躍しました。いくつかの要職を歴任した後、2022年に副社長となり、製品開発を担当しました。以降、特筆すべきいくつもの業績を成し遂げ、その技術力と審美眼、リーダーシップが高く評価され、2024年10月1日よりブレゲ社のCEOに任命されました。
キスリングの就任により、彼の専門知識と戦略的ビジョンがブレゲの国際的なポジシションを強化する重要な役割を果たすことで、ウォッチメゾン・ブレゲの新時代の幕開となるでしょう。
【お問い合わせ】
ブレゲ ブティック銀座
東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエックセンター 3 階
TEL 03-6254-7211
[参考資料・Treasures en Voyage]
革新とアヴァンギャルドな精神、そして豊かな歴史を経て、ブレゲはその歴史を彩る素晴らしいクリエーションを披露します。タイムピースを通して、それぞれに描かれたさまざまなテーマを世界のブレゲ ブティックにてお楽しみいただけます。以下、開催国、展示テーマ、開催場所、日時の一覧です。
[米国]
リピーターウォッチ : ブレゲ ブティック ニューヨーク 4 月29 日 - 6 月28 日
ブレゲ・スタイル : ブレゲ ブティック ロサンゼルス 9 月23 日 - 11 月8 日
[オーストリア]
トラベルウォッチ : ブレゲ ブティック ウィーン 5 月20 日 –7 月12 日
[中国]
ブレゲ・スタイル : ブレゲ ブティック北京王府中環 5 月20 日 –7 月12 日
リピーターウォッチ : ブレゲ ブティック成都 9 月2 日 - 10 月25 日
[台湾]
スースクリプションからトラディションまで : ブレゲ ブティック台北101 5 月27 日 - 7 月19 日
[日本]
グランド・コンプリケーション : ブレゲ ブティック銀座 6 月26 日 - 8 月16 日
グランド・コンプリケーション : ブレゲ ブティック大阪 9 月23 日 - 11 月15 日
[韓国]
芸術的ディスプレイ: ブレゲ ソウル 新世界 江南 ブティック 7 月15 日 – 9 月6 日
時間と感覚: ブレゲ ソウル 現代 メインブティック 10 月28 日 – 12 月20 日
[ドイツ]
トラベルウォッチ : ブレゲ ブティック デュッセルドルフ 9 月16 日 –11 月8 日
[香港]
スースクリプションからトラディションまで : ブレゲ ブティック香港 10 月7 日 - 11 月29 日
[アラブ首長国連邦]
オスマン・トルコ時代のタイムピース : ブレゲ ブティック ドバイ 10 月7 日 - 11 月29 日
[イギリス]
芸術的ディスプレイ : ブレゲ ブティック ロンドン 10 月14 日 - 12 月6 日
Treasures en Voyage~世界をめぐる、ブレゲのミュージアムピース
これは、多彩な展示テーマからひとつを選び、そのテーマに沿った懐中時計やアンティークを各国のブティックで期間限定展示していくもので、日本でもまさに"今"、ブレゲ ブティック阪急うめだ本店で“グランドコンプリケーション”をテーマにした展示が行われている(展示期間は11月15日まで)。そしてこの展示ために、パリのブレゲミュージアム所蔵の貴重なミュージアムピース5本が来日中なのである。
日本でのテーマは«グランドコンプリケーション»だが、他の国では、それぞれに様々な展示が行われている。
たとえば、
«リピーターウォッチ » at Breguet Boutique New York(アメリカ)4/29 –6/28
«トラベル ウォッチ» at Breguet Boutique Vienna (オーストリア) 5/20 – 7/12
«ブレゲ スタイル» at Breguet Boutique Beijing Wangfu Central (中国) 5/20 – 7/12
« スースクリプションウォッチからトラディション » at Boutique Breguet Taipei 101 (台湾)5/27 – 7/19
«ブレゲとオスマン帝国の時計 » at Breguet Bahrain Boutique, 7/1 – 8/21
など、興味をそそられるテーマもあれば、10月末から開催が予定されているソウル・ブティックの、「時間と感覚」という、文字表記からはちょっと想像が及ばないようなテーマ展示(10/28 - 12/20)もあって、ブレゲ・レガシーの奥深さを思い知らされる。
さて、みなさんの中には、「これ、東京ではやらないの?」という疑問を持たれる方いるかもしれないが、実は東京はすでに終了しているのだ。どういうことかというと、今年の6月26日の、ブレゲ ブティック銀座のリニューアル・オープンに合わせて、オープン初日から8月16日まで大阪と同じく"グランドコンプリケーション"をテーマとする「Treasures en Voyage」展示が行われていたのである。
だが、銀座ブティックのリニューアルでは、オープン記念として「マリーン・コレクションの日本限定2モデル 」の発売があったり、催しも多かったため、あえて「Treasures en Voyage」を前面に出さず、「オープニングフェア」という打ち出をしたので、展示の印象が薄いのではないかと思う。
ということで、まだまだ間に合うので、東国のブレゲ・ファンもぜひ大阪で「Treasures en Voyage」をキャッチしていただきたい。(以下、日本版プレスリリースより引用)
今回日本で展示されるアンティークピースの中には、アブラアン-ルイ・ブレゲが制作したトゥールビヨン35個のうちの1個、No.2567も含まれます。1801年6月26日、当時フランス共和暦で9年7月7日にあたるこの日、ブレゲは新しい調速機「トゥールビヨン」に関する10年間の特許を取得しました。ブレゲは、地球の重力が時計ムーブメントの規則性に影響を及ぼし、時計の位置が変わるたびに歩度が変化することを認識していました。この問題を解決するために、彼は脱進機全体を1分間に1回転するキャリッジの中に収めるという独創的なアイデアを思いたのです。
またナポレオン軍を打ち破った帝政ロシア軍の指揮官の一人、セルジュ・ガリツィン公爵が所有していたトラベルクロックNo.3358も特別なピースです。このトラベルクロックは、無垢の銀で作られた数少ない作品のひとつで、ガリツィンは1826年にこのアラーム付きハーフクォーターリピーター トラベルクロックを購入しています。
【展示概要】
“Treasures en Voyage”
会期:2024 年9 月24 日(火)~11 月15 日(金)
会場:ブレゲブティック阪急うめだ本店
お問合せ:6 階インターナショナルブティックスウォッチギャラリー ブレゲ ブティック阪急うめだ本店
電 話:06-6313-7863(直通)
[内容]
約 250 年にわたる豊かな歴史の中で、いつもアヴァンギャルドな精神を持ち、時計製造における革新をもたらし続けたブレゲ。その歴史を彩る素晴らしいクリエーションを、世界のブレゲブティックにて、さまざまなテーマに沿って厳選されたミュージアムピースを通じて披露いたします。
ブレゲ ブティック阪急うめだ本店では、“グランドコンプリケーション”をテーマに、パリのブレゲミュージアムにて所蔵する貴重なミュージアムピース5 本を取り寄せ、期間展示いたします。この機会に希少なタイムピースの数々をぜひご覧ください。
今回日本で展示されるアンティークピースの中には、ブランドの創始者アブラアン-ルイ・ブレゲが生涯で制作したトゥールビヨン35 個のうちの1 個、No.2567 も含まれます。またナポレオン軍を打ち破った帝政ロシア軍の指揮官の一人、セルジュ・ガリツィン公爵が所有していたトラベルクロックNo.3358 も特別なピースです。このトラベルクロックは、無垢の銀で作られた数少ない作品のひとつで、ガリツィンは1826 年にこのアラーム付きハーフクォーターリピータートラベルクロックを購入しています。
[展示ピース]
No 2567 –トゥールビヨン
グランド コンプリケーション(Grandes Complications)
シンプル トゥールビヨン クロノメーター(ギャルド・タン)、ゴールド製手彫りギヨシェ模様のハンターケース、クリスタルのキュベット、シルバーダイヤル、ローマ数字、6時位置にスモールセコンドサブダイヤル、1分間に1回転するトゥールビヨン・レギュレーター、レバー脱進機、バイメタル・テンプ、ブレゲひげゼンマイ。
ケース径:61 mm 1812年3月21日、1,800フランでル・ビゴ氏(船舶オーナー)に販売。
No 2868 –モダン・グランド コンプリケーション
スプリットセコンド・クロノグラフ ウォッチ
60分積算計、スモールセコンド、毎時50~250キロのタコメーター。ゴールド製ケース、ホワイトエナメルのダイヤル、レバー脱進機。“Observatoire de Besançon, Bulletin de 1ère classe, Médaille d'or”の刻印。
ケース径:52 mm。1933年11月7日、4,500フランでギーリー氏に販売。
No 3282 –モダン・グランド コンプリケーション
腕時計
ムーブメント径11リーニュ、曜日、日付、月の永久表示、31日のレトログレイド針、2つの小窓で曜日と月を表示、ムーンフェイズ、秒針、サテン仕上げホワイトゴールド製ラウンドケースにラグ付き、ヴィンテージ ブレゲスタイルの手彫りギヨシェ模様シルバーダイヤル。
ケース径:30 mm。
1935年12月24日、10,000フランでレイモンド・ゲラン氏に販売。
No 3358 –トラベルクロック
ハーフクォーターリピーター トラベルクロック
アラーム付き、ソリッドシルバー製ケース、シルバー製手彫りギヨシェ模様のダイヤル、曜日・日付表示、プラットフォームレバー脱進機、バイメタル・テンプ。高さ 11.2 cm、幅 8.7cm、奥行 6.5 cm。
1826年3月31日、3,600フランでセルジュ・ガリツィン王子に販売。セルジュ・ガリツィン王子は、ナポレオンの部隊を打ち破った帝政ロシア軍の指揮官の一人でした。彼が所持していたトラベルクロックは、数少ないソリッドシルバー製タイムピースのひとつです。
No 3862 –グランド コンプリケーション
均時差表示時計
ゴールド製手彫りギヨシェ模様のケース、シルバー製手彫りギヨシェ模様のダイヤル、左右対称の2つのチャプターリングが標準時と恒星時を表示、スモールセコンドサブダイヤル、周縁に年間カレンダー、曜日とムーンフェイズ用の窓、レバー脱進機、バイメタル・テンプ。
ケース径:60 mm。
1820 年頃制作開始、1965 年~1968 年の間に完成。1968 年10 月25 日、70,000 フランでハルパーン博士に販売。
「タイプ XX」 New Generation “The Stage”~阪急メンズ大阪1F メインステージにて開催
また、この「Treasures en Voyage」開催中のブレゲ ブティック阪急うめだ本店では、10月9日から「プレミアム ウォッチ エキスポ 2024」という様々なブランドが集う"時計の祭典"が開催される予定だが、それに合わせてブレゲは、10月16日から阪急メンズ大阪1F メインステージにて、「タイプ XX」 New Generation “The Stage”というフェアを予定している。
【フェア概要】
「タイプ XX」 New Generation “The Stage”
会期:2024 年10 月16 日(水)~10 月22 日(火)
会場:阪急メンズ大阪1F メインステージ
お問合せ:6 階 インターナショナルブティックス ウォッチギャラリー
ブレゲ ブティック阪急うめだ本店
電 話:06-6313-7863(直通)
[内容]
ブレゲを代表するコレクション「タイプ XX」コレクションのはじまりは1950 年代初頭に遡ります。ブレゲは1930 年代以降には航空機用の特注製品を数多く製造していました。当時すでに航空用機器の製造でスペシャリストの地位を築いていたブレゲ社は、1950 年代にフランス空軍へパイロットの装備品として特別仕様のクロノグラフ「タイプ XX」を納めました。以来「タイプ XX」は軍のみならず、民間のパイロットやクロノグラフの熱烈な愛好者たちに高く評価され、愛用されてきたのです。
このような背景をもとに2023 年にはデザインを一新、新開発のムーブメントを搭載し、第4 世代となった新世代「タイプ XX」コレクション。2024 年はセラミックを組み込んだゴールド製のモデルが登場しました。
強烈な個性、スポーツシック、エレガンスを兼ね備えたあらたなこのモデルは、ブルーのダイヤルと、今回初めてコレクションに採用されたセラミック製のリングを備えたゴールド製ベゼルがセットされています。会場では、「タイプ XX」コレクションの魅力をブレゲミュージアム所蔵のアーカイブとともに会場にてご紹介いたします。
また、10 月20 日(日)には『FORZA STYLE』編集長でファッションディレクターの干場義雅さんと、FORZA STYLE』連載の「ロック福田の腕時計魂!」でおなじみの福田豊さんによるトークショーを開催。「タイプ XX」にまつわるストーリーやスタイリングについて語っていただきます。(入場は抽選となります)
ブレゲ「タイプ XX」 New Generation スペシャルトークショー
日時: 10 月20 日(日) ①14:00~14:45 ②16:00~16:45
ゲストスピーカー/干場義雅・福田豊
*応募はこちらから⇒LINK
※抽選締切は10/13(日) 23:59 となります。
思いのほか長くなってしまったが、最後にニュースをもうひとつ。元オメガの開発担当・副社長だったグレゴリー・キスリングが、ブレゲの新CEOにしゅうにんしたというお知らせだ。(以下、プレスメールからの引用)
ブレゲの新CEOに、元オメガのグレゴリー・キスリングが就任
マイクロテクノロジーのエンジニアであり、MBA とラグジュアリーマネジメントの修士号を持つグレゴリー・キスリングは、20年以上前にスウォッチ・グループに入社し、オメガで活躍しました。いくつかの要職を歴任した後、2022年に副社長となり、製品開発を担当しました。以降、特筆すべきいくつもの業績を成し遂げ、その技術力と審美眼、リーダーシップが高く評価され、2024年10月1日よりブレゲ社のCEOに任命されました。
キスリングの就任により、彼の専門知識と戦略的ビジョンがブレゲの国際的なポジシションを強化する重要な役割を果たすことで、ウォッチメゾン・ブレゲの新時代の幕開となるでしょう。
【お問い合わせ】
ブレゲ ブティック銀座
東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエックセンター 3 階
TEL 03-6254-7211
[参考資料・Treasures en Voyage]
革新とアヴァンギャルドな精神、そして豊かな歴史を経て、ブレゲはその歴史を彩る素晴らしいクリエーションを披露します。タイムピースを通して、それぞれに描かれたさまざまなテーマを世界のブレゲ ブティックにてお楽しみいただけます。以下、開催国、展示テーマ、開催場所、日時の一覧です。
[米国]
リピーターウォッチ : ブレゲ ブティック ニューヨーク 4 月29 日 - 6 月28 日
ブレゲ・スタイル : ブレゲ ブティック ロサンゼルス 9 月23 日 - 11 月8 日
[オーストリア]
トラベルウォッチ : ブレゲ ブティック ウィーン 5 月20 日 –7 月12 日
[中国]
ブレゲ・スタイル : ブレゲ ブティック北京王府中環 5 月20 日 –7 月12 日
リピーターウォッチ : ブレゲ ブティック成都 9 月2 日 - 10 月25 日
[台湾]
スースクリプションからトラディションまで : ブレゲ ブティック台北101 5 月27 日 - 7 月19 日
[日本]
グランド・コンプリケーション : ブレゲ ブティック銀座 6 月26 日 - 8 月16 日
グランド・コンプリケーション : ブレゲ ブティック大阪 9 月23 日 - 11 月15 日
[韓国]
芸術的ディスプレイ: ブレゲ ソウル 新世界 江南 ブティック 7 月15 日 – 9 月6 日
時間と感覚: ブレゲ ソウル 現代 メインブティック 10 月28 日 – 12 月20 日
[ドイツ]
トラベルウォッチ : ブレゲ ブティック デュッセルドルフ 9 月16 日 –11 月8 日
[香港]
スースクリプションからトラディションまで : ブレゲ ブティック香港 10 月7 日 - 11 月29 日
[アラブ首長国連邦]
オスマン・トルコ時代のタイムピース : ブレゲ ブティック ドバイ 10 月7 日 - 11 月29 日
[イギリス]
芸術的ディスプレイ : ブレゲ ブティック ロンドン 10 月14 日 - 12 月6 日
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